僕に自信をくれた彼女

周りの友達に比べると随分と遅かったのですが、大学に入学してから、ようやく初めての彼女が出来ました。大学１年生の夏、20歳の時でした。

 

彼女と出会ったのはバイト先。夏休みに入って、居酒屋でアルバイトを始めたのです。ところが、仕事の要領がなかなか覚えられない私は、店長に怒鳴られてばかり。そんな時、いつも優しく教えてくれたのが彼女でした。

 

彼女は僕よりも２つ年上の大学３年生。どこか落ちつきがあって、周りにも一目置かれていました。そんな彼女に魅かれるのは時間の問題でした。

 

と言っても高校３年間、男子高育ちだった僕は、女性とどう接すればいいのかよく分かりません。それでも、ある日、たまたま帰りが一緒になり、２人きりで駅まで歩いている時に、当たって砕けろ的な思いで告白をしたのです。

 

すると奇跡が起きました！

 

実は彼女の方も僕に好意を持ってくれていたのでした。後から聞いたことですが、僕の頼りなさげなところが、逆に彼女の母性本能をくすぐったようなのです。人の好みって分からないものですねｗ

 

それから２年ほど付き合いましたが、彼女が先に社会人になってからは、どうも関係がうまく行かなくなり、結局別れてしまいました。でも、僕に自信をくれた彼女には今でも感謝しています。